再構成: 東京藝術大学の記録資料から芸術情報資源へ」展 Restructured archives: Toward a new generation of art information resources. 概要| 総合芸術アーカイブセンターは、「再構成: 東京藝術大学の記録資料から芸術情報資源へ」展を開催いたします。本展は、総合芸術アーカイブセンターの活動成果を公開する展覧会です。 当センターでは東京藝術大学に関する資料の収集や蓄積・管理のほか、資料を再活性化する循環型の情報活用(収集、保存・蓄積、編集・関連付け、公開、共有、教育・研究・創造)を目的に活動をしています。本展では、これまでの活動により得られたデジタルデータを展示形式で再構成することで、より多くの人に東京藝術大学の資料に触れていただくことで「芸術におけるアーカイブとは何か」を問い直し、東京藝術大学を再発見する場になればと考えています。 展示構成としては、明治時代から現在に至るまで使用され続けている講義資料(美術解剖図掛図)、大学と社会の接点を記録した写真及び史料(日露戦争村上艦隊「出雲」記録写真、音楽学部委嘱作曲)などの100年以上前の貴重な資料に始まり、学生の芸術活動(卒業・修了展示図録、演奏会記録映像)、教員の講義映像など今も継続しているアーカイブまで、センターの活動を多岐にわたって紹介します。 さらに今回は、手がかりがなかった写真資料「たずね人」を初公開し、ご来場者からの情報提供の場も設けることで資料化の進展に期待をよせています。 あらゆる情報がデジタル化され、検索システムで制御されるデジタル社会において、どこかに情報(記録)があると思い込んでしまいがちですが、東京藝術大学のアーカイブを通して、情報を記録すること、情報が存在すること、そしてそれが使えることの意味を改めて考えて頂ければ幸いです。 総合芸術アーカイブセンター 会場|東京藝術大学芸術情報センター LAB 会期|2015年6月17日(水) – 6月25日(木) 時間|12時00分 – 19時00分(平日のみ) – 関連プログラム|TALK「東京藝術大学の記録と再構成」 Read more