mono project
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「mono project」は、国立情報学研究所 情報学資源研究センター、東京藝術大学 先端芸術表現科、東京藝術大学美術館、岩手県立大学で行われた過去の研究プロジェクトであり、本サイトではその成果の一部を公開しています。
モノづくりの核心に迫る 芸術作品に備わった本質、例えば芸術家の素材や手法との関係を探索することによって、芸術表現の実世界を表象として再現する。 |
『芸術を知る』ことを支援する 芸術表現の本質を知るためには高精細画像データではなく、美や価値あるいは歴史への理解、制作背景や環境、さらに制作プロセスを情報化し、芸術教育などに対しても一石を投じるものとなる。 |
「教え」と芸術表現の科学性 科学的手法と情緒的な「教え」を継承する伝統とは矛盾せず、総合に影響しながら継承され、発展する。本研究によって、人間の持つ創造性という点で科学と芸術が共通の知的基盤によるものであることを示すことができる。 |
本研究では、東京芸術大学が所蔵する芸術作品を素材とした「芸術表現活動アーカイヴ」を研究開発することを目的とする。ここで扱う研究開発とは、対象物の視覚的な情報ばかりではなく、その制作の背景、プロセスなど、人間の創造的な側面についての定性的情報も含んでいる。こうした情報の収集蓄積・管理だけではなく、作品に見合った独自の編集手法(入力)やアーカイヴの構造設計、さらにインターフェース(出力)を開発することが本研究の目的である。このアーカイヴ構想は高速大容量ネットワークを利用して協調的なアーカイヴ構築のノウハウを蓄積すると同時に、学内外への波及効果を期すものである。美しい物を実物の美しさのままに、しかし実物を目の前にせずともそれを可能にするための研究は、工学的なアプローチをもちいたテーマとしても重要であるが、本学のような芸術大学にとって必要な情報アーカイヴは、むしろそれらの作品の背景となっている、制作者の制作意図とその制作のプロセスにひそむさまざまな発想である。こうした実物の作品の表面には出現しない要素は、時代の変化とともに急速に失われつつある。「時すでに遅し」の感が無きにしもあらずだが、新しいデジタルの技術を利用した芸大が所蔵する作品の様々な情報を高速、高品質の通信インフラを通して共有するための研究も進める必要がある。こうした研究開発は芸術作品に関わる専門家を支援し、教育研究のシステムとしても利用できる。 |