- タイトル: 藝祭100年の歴史展
“A 100-year history of GEISAI : Festival of Tokyo University of the Arts” - 副題: 1903-2015 東京美術学校<美術祭>から<藝術祭>を経て
- キャッチコピー: 藝大生の真剣(マジ)な遊び
- 会期: 2016年3月23日(水)~ 3月30日(水)
- 休館日: 3月28日(月)
- 開館時間: 午前10時 - 午後5時(入館は閉館の30分前まで)
- 会場: 東京藝術大学大学美術館 陳列館1階、大浦食堂
- 観覧料: 無料
- 主催: 東京藝術大学総合芸術アーカイブセンター
- 協力: 上野「文化の杜」新構想実行委員会、東京藝術大学 芸術情報センター
―藝祭とは。
東京藝術大学の伝統的な学園祭であり、本学の前身である東京美術学校が開催した1903年の「第一回美術祭」に由来します。今年で113年目を迎える藝祭は、美術学部と音楽学部の学生たちが共同で企画・運営を行うイベントです。
期間中は展覧会・映像上映会・演奏会・オペラ・演劇・模擬店などの催しが行われます。とりわけ目を引く「御輿パレード」は明治期の美術祭の「仮装行列」に由来し、藝大生がひと夏をかけて作り上げた「御輿」と「法被」が上野公園や商店街を賑わします。また、パレードの先 頭を切る「藝大サンバ・パーティ」という本学のサンバ・サークルの演奏は1980年から始まっており、浅草サンバ・カーニバルのルーツにもなったことがわかりました。
年に一度、藝大生たちが芸術活動を通して真剣(マジ)に遊ぶお祭り―それが「藝祭」です。―想い出からアーカイブへ。
しかし、藝祭に関する記録は体系的にとられていません。御輿は藝祭の直後に取り壊されるため、写真すら残されていない年があり、パンフレット・チラシも保存されていない年が多くあります。
本展では、総合芸術アーカイブセンターの調査により、それらの欠けている資料をOB・OGへの呼びかけを中心に収集し、明らかになった藝祭の歴史の時系列を整理し、藝祭関係者へのインタビュー映像を交えて展示することで、藝大生と上野の歴史、その時々の社会や芸術に関する潮流を総括的に捉え直します。
東京藝術大学の芸術活動の「藝祭」の記憶と記録伝えること。その集積であるアーカイブは未来の藝大生、そして上野の杜の資源であり財産です。本展覧会をご覧いただきアーカイブという活動へのご関心をお寄せいただけると幸いです。
過去の記事: 過去の藝術祭の情報を探しています
展示資料イメージ
藝祭映像:1974〜2015
藝祭インタビュー映像
展示会場写真
○トークイベント「真剣な遊びを語り継ぐこと」
日時:2016年3月26日(土) 13:30~15:00
場所:陳列館
パネリスト:
茅野 雅弘さま(上野観光連盟事務総長)
椎原 晶子さま(たいとう歴史都市研究会)
中谷 日出さま(特任教授、兼司会)
一ノ瀬 健太(元藝祭委員、アーカイブセンター・アシスタント)
大絵 晃世(展覧会総合ディレクター)
○座談会
日時:2016年3月26日(土) 16:00~17:15
場所:陳列館(東京芸術大学・美術学部構内)
トークゲスト:
佐藤 一郎(油画科院47年卒 技法材料研究室)
塚本 江里子(声楽科H23卒 フジテレビ系『ポンキッキーズ』うたのおねえさん)
君塚 和香(大学院美術研究科建築設計専攻 平成6年卒)
会場のみなさま
○交流会(予約不要)
日時:2016年3月26日(土) 17:30~20:00
場所:大浦食堂(東京芸術大学・美術学部構内)
パーティ会費
卒業生・関係者:2000円
学生 :1000円